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2006年06月20日
南海地震「想定震源域」四国沖プレートに大きなひずみ
マグニチュード8クラスの地震発生が予想される四国から紀伊半島にかけての南海地震で、想定震源域にある四国沖のプレート境界に大きなひずみエネルギーがたまっていることが、京都大学防災研究所の小林知勝研究員らの分析でわかった。千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で14日、発表した。
南海地震は、西日本南東沖の海底を構成するフィリピン海プレート(岩板)が北西に進み、日本列島が乗った陸側のプレートの下にもぐり込むことが発生の原因。その際、両者が強くくっついた「固着域」にひずみエネルギーが蓄えられ、それが限界に達すると陸のプレートが跳ね上がって大きな揺れが発生する。
もし、プレート境界に摩擦がなければ、フィリピン海プレートは年間6・5センチの速さで沈み込む。ところが、小林研究員が国土地理院の全地球測位システム(GPS)による地殻変動の観測などを基に計算したところ、四国沖では年間で4・8~6・2センチ、沈み込みが足りなかった。これは、境界が極めて強く固着して、地震に結びつくエネルギーをためている可能性を示すという。
一方、南海地震の東に隣接する東南海地震については、紀伊半島沖での沈み込み不足は年間3・3~4・5センチとみられ、四国沖に比べて蓄積エネルギーは少ないと推定された。
【読売新聞2006年5月15日より転記】
いざと言う時にこんな防災笛付きキーホルダーは如何でしょうか?
涙型の反射材の真ん中に笛が付いています。
2006年06月12日
「防犯ブザー」音色バラバラ…困惑も 警察庁など統一の動き
子供がターゲットになる事件が続発するなか、普及が進む防犯ブザー。実は、製品の音色や機能に関して明確な基準がなく、期待する効果を発揮していないと指摘する声が上がっている。警察庁などではこのほど防犯ブザーの「統一基準」作成に着手。より「SOSの音だと気づいてもらいやすい」ブザーを目指す考えだ。
≪3人に2人所持≫
「とにかく通学路が危険に思えて仕方がない」-。神奈川県横須賀市に住む主婦(40)は、今年小学校に入学した息子に防犯ブザーを持たせた。「はっきりと効果は分からないが、何もしないよりは、ましではないか」と語る。
この主婦のように、治安への不安から防犯ブザーの普及は急速に進んでいる。不審者情報の配信システムを提供するドリームエリア(東京)のアンケートによると、保護者千人のうち子供に防犯ブザーを持たせている親は三人に二人に上った。
また大阪府が今年度から、公立小学校に入学する新一年生全員に防犯ブザーを貸し出すなど自治体も防犯ブザー所持を推奨していて、子供が防犯ブザー片手に登下校することが、当たり前の時代になりつつある。
≪着信音と錯覚?≫
ただ、音量や音質、強度などに基準がなく、メーカーによってバラバラなことから、警察などに「この音では、周囲に危機だと伝わりにくいのではないか」「機能が分かりづらい」などと言った声も寄せられている。実際、“わかりづらさ”を示すデータもある。
静岡県環境衛生科学研究所は昨年、男女五十三人を対象に、音の「聞き取り調査」を実施した。防犯ブザー音と、電話の呼び出し音、救急車のサイレン、犬の鳴き声や雷鳴など十二種類の音を聞かせて、何の音か認識できるかを調べた。その結果、電話の呼び出し音や救急車のサイレンについては全員が正答したが、防犯ブザーになると間違いが続出。
「おもちゃの音」「携帯電話の着信音」などと誤答が相次ぎ、「防犯ブザーの音」と正しく指摘できたのは四人に一人だった。中には正答率が1・9%にとどまる機種もあるなど、とても周囲に危険を伝え切れない現状が浮かび上がっている。
≪基準を模索≫
こうした現状を受け、警察庁、経済産業省、文部科学省のほか、防犯ブザーの業界団体である電池工業会(東京)などは、三月から統一基準を作る協議に入った。
具体的には、周囲の注意を引きつける音色を研究し、「音色の統一」を模索するほか、操作性についても「緊急時に使いやすい形」を考える。また、「パッケージには『八十五デシベルの音が出る』といった表記がなされているが、何メートル離れた地点での音か記載されていない例もある」(警察庁生活安全企画課)といい、音量の測定方法についても検討する予定だ。
基準作成は、来年の新入学のシーズンには間に合わせたいとしている。同課では「目覚まし時計の音と間違われるような事態は避けなければならない」と意義を強調している。
生活安全アドバイザーの佐伯幸子さんは「音そのものに不審者がひるむという面もあるので、今のものが効果がないというわけではない」としたうえで、「一発で防犯ブザーと分かる音になることで、周囲の注意を集めやすくなり、(ブザーの)効果はアップするのではないか」と話している。
【産経新聞2006/05/18より転記】

