交通安全

違法駐車取り締まり6月1日から強化

ほんのちょっとの時間だから……。そんな自分本位な考えでついやってしまう(?)違法駐車。ドライバーなら、1度や2度くらいは違法駐車したことはあるだろう。駐車違反で“キップ”を切られて悲しい思いをした人もいるのでは?

しかし、迷惑な駐車車両が道路渋滞や交通事故を誘発するケースも多く、これまでも問題視されてきた。そして2006年6月1日、道路交通法の一部改正により違法駐車対策に新たなシステムが導入される。

今までと一番変わるのは、駐車違反の取り締まりが一部、民間業者に委託されることだろう。これまで警察だけで執り行ってきた駐車違反の取り締まりが、人手を確保しやすい民間へと移る。当然ながら、これまで以上に取り締まりが頻繁に行われるのは間違いない。

もう一つ大きな変化は取り締まり方法だ。長年、違反車両のタイヤにチョークで目印を付けて駐車状況を確認。最後に駐車禁止の輪っかをくくりつけて……という方法を取ってきたが、6月からはチョークを一切使わなくなるというのだ。チョークの代わりに導入されるのは、なんと!『デジカメ内蔵の専用端末』。早い話が、デジカメで車両を撮影することで、すぐさま違法駐車している車両(以下、放置車両)と認定するシステムへと変わるのだ。

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        駐車違反をした車両に貼り付けられる確認標章。

■まず気になるのがデジカメの性能だろう。普通に市販されているデジカメを使うのか? それともケータイのカメラで撮るのか?

「取り締まりに使用する専用端末は各都道府県で異なりますが、基本性能として、画素数が100万画素以上あること。夜間撮影も可能な機能を備えることが指定されています。また、放置車両を特定した住所、駐車違反の内容を入力できるように設計されています」(警察庁交通指導課)

■撮影した写真を民間業者が削除したり、データを改ざんできたりはしないのか?

「撮影した写真は専用端末上では削除できません。専用端末で撮影した写真や入力した情報は暗号化されています。民間業者が専用端末を警察署に持ち帰り、警察署内のパソコンとUSBケーブルで接続して初めて、端末内のデータが読み出せる仕組みです」(警察庁交通指導課)

■放置車両をデジカメでどのように撮影するのだろうか。撮影枚数やアングルなどについては?

「放置車両の写真は3枚撮ります。まず1枚目は駐車状況が分かる写真です。車の全体を入れ、どういった場所に放置されていたか分かるようにします。状況が分かる写真なら前方からでも後方からでも構いません。2枚目はナンバープレートのアップです。そして3枚目は、駐車違反の確認標章を貼り付けたこと示す写真です」(警察庁交通指導課)

今回、取り締まりに使われる専用端末を見ることはできなかったが、デジカメの性能や撮影される違反車両の写真、データを不正に操作できないことが分かった。話を聞く前は、民間委託されることで罰則が強化されるという印象が強かったが、反則金や駐車違反の規定自体は従来と変わらない。もともと定められていた駐車違反を、その規定通りに正しく取り締まるというだけとも言える。今まで温情で見逃されてきた違反車両は、この新しい取り締まり方法で一掃されることになるのだろうか。

【デジタルARENAより転記】

日時: 2006年05月31日 10:48